私は私でいいのだから

素直に感じた事してみたい事をそのままに

子供と離れて暮らす母親は母親ではないのか・・・

私は事情があって子供たちと離れて暮らしています。

子供は3人。長男は高校生、次男は中学生で受験生。娘も中学生です。

当たり前のように子供たちと暮らしていた時間は、予告なく突然にして奪われ、今は離れ離れです。

 

色々な人に『何故子供と暮らしてないの?』

『なんで子供を置いて行ったの?』

『子供の事が心配じゃないの?』

『子供と離れてさみしくないの?』

『子供を置いていくなんて。。。ありえない』

『子供がかわいそう。親は自分勝手』

等々 色々と質問を受けたり、色々と批判されます。

 

はい。

心配に決まってます。さみしいに決まってます。

生まれる前から自分の身体の中にいて、人間の形になって自分の身体から出てきて、その上で毎日毎日育てていって、どの母親も同じじゃないですかね~

だいたい同じプロセスを歩んで子供を産むのは・・・。出産の環境は違えど産んだという事実は同じです。

そしてだいたいの感情も同じだと思うのです。

生まれる前から生まれてしばらくは自分の物です。

完全に自分の物なんですよね。どんなに人の形をしていても、この子は私の一部って思うのです。

でもそのうちに人格が出てくる。どんどん言葉を発するようになり、自分で歩いて何処へでも行くようになる。そしていつしか私の『赤ちゃん』が『ひとりの人』になっていくんですよね。当たり前ですが。。。

 

私の育児に対する考えは、『私の赤ちゃん』は根底に残しつつも『ひとりの人』として子供たちとは接してきました。

育てていく環境の中でも子供の個を尊重して育ててきたつもりです。

私は子供たちを『ひとりの人間』として向き合い、いつも『一個人』として誰と比べる事なく自分の道を進んでほしいと育ててきました。

そしてこんな日が来るとは思いもよりませんでしたが、突然に離れて暮らす事になった今、子供たちも私も一緒に暮らしていた時と変わらずに、普段通り淡々と生活を送っています。

 

もう『ママが恋しくてたまらない』というような年齢ではありません。それだけが救いだったなと思います。小さな子供には母親が必要ですし、離れられる訳はありません。

そんな時期ではなかった事が本当に唯一の救いですし、この時期まで成長したからこそ今の選択肢に至ったのではないかと思えるのです。

人はあれこれ詮索します。

あの家庭がどうだこうだと言います。奥さんが出て行った、、、子供3人も置いて出て行った、、、母親なのにね、、、色々言います。噂もします。

奥さんが出ていった、母親が不在。

そうです。それが現実です。

私は逃げも隠れもしない。その事実も否定しない。噂は噂でいいです。そんな事はどうでも良くて、一番大切なのは子供たちも私も『幸せ』であるかという事です。

周りの人にどれだけの批判を受けようが、噂をされようが関係のない事です。

いちいち周りの評判や誰かの評価で一喜一憂する必要はありません。

 

こんなスタイルでも親子は親子です。

人には色んな家族の形が存在します。

自分たちが納得し、幸せである事が何よりも大切だと思います。

 

離れていても母親として出来る事はたくさんあります。

背後からそっと見守っていくのも親の務めだと思います。

 

『手は放しても、目は離さない』そういいますよね。

人格形成の関わる大切な時期には本当に伝えたい事、教えたい事を精一杯伝えるべきだと思っています。

今育児中のお母さんたちには、今大変でも人生に於いてのこの時期は一瞬。だから手を抜かずに育児を頑張ってほしいと思います。

精一杯子供と向き合う事で、大きくなってからその結果が出るのだとわかります。

自分がしてきた事が正しかったのか、自分が伝えたかった事が伝わっていたのか

後になって分かる日が必ず来ます。

 

愛情をもってして愛情を惜しみなく注いだ子供は、『生きる自信』を持っている。何かが起こっても対処できるのは、根底に『自分は愛されてる』という自信があるから。

親が子にあげられるのは『愛情』しかないのですね。。。