私は私でいいのだから

素直に感じた事してみたい事をそのままに

『結婚』=ゴール!?いいえ『結婚』=『地獄のはじまり』だった←私の場合

若い頃本気で結婚すれば幸せになれるのだと信じていた

とにかく『結婚』さえすればいい

その先に『幸せ』が待っている そう思っていたのだ

 

ところがどうよ

心底好きでもない相手と結婚した場合どうなるよ?

結婚式当日 式の途中で私は逃げてしまいたくなった

彼の態度が気に入らず大して好きでもないのに結婚を決めた自分に後悔した

逃げたい気持ちを抑えたのは『もう既に入籍してしまった』事にあった

今逃げたところでもう入籍してしまった以上夫婦になってしまっている

離婚届を出さなければ別れることはできない

 

その後の新婚旅行でも事件が起きて

心底結婚したことを後悔した

 

いやいやそうは言ってもその先に『幸せ』はあるはず

入籍してしまった以上どうにかしなくちゃと何かきっかけを探し始める

私にさほど関心を寄せない夫に不満を持ちながら 若さと経験のなさからやっとの事で絞り出した答えは

『子供』だった

子供が出来れば何かが変わるんじゃないか・・・と

 

『子供』は『幸せ』を運んでくれたけど…

子供が出来て母としての幸せを手に入れた

これは母になって初めて感じる感情がいくつもあったからだ

『こども嫌い』の私でも育児はできるもんだなと思った

しかしながら夫の私への態度は相変わらずで母子だけが取り残された

小さな子供と私はいつも置いてきぼり

夫はギャンブルにのめり込んでいった

 

いつかツケがまわってくる

母子家庭のような育児が始まって私は夫の事などどうでもよくなった

そのうちに父親不在のような育児に私は育児ノイローゼになっていた気がする

(振り返ってみればだけど)

小さな子供を育てるのは本当に大変な事

保育園にでも預けて働きながら育児すればよかった・・・

四六時中子供と一緒の生活に気が狂いそうになる時も何度もあった

でも夫は知らん顔だった

そんな育児も時間が経てば必ずや成長し思い出に変わる

 

尊敬できない父親を見ながら育った子供はどんどん自分の考えを持ち始め

『あんな大人にはなりたくない』といいはじめる

こんな育児はダメだったな・・・と思っていても 私自身が夫を尊敬などできていないのに子供に尊敬する気持ちを教えられるはずもなかった

 

そのうちに子供は成長してしまった

もう抱っこも必要ない

もうすぐ社会人だ

私は時間が経って 『そういえば自分って何』というのを思い出した

『そういえば私 女だった』

『そういえば私の存在って必要?』

『そういえばずっと我慢している』

『そういえば私の存在価値がみえない』

『そういえばアルコールに逃げる日々』

・・・と数え上げればきりがないくらい自分について考える間もなく時が過ぎていた事に気付かされた

 

間違った選択のおかげでどんどん後悔は膨らみ

間違いを正そうと必死で訴えた

でももう時間は過ぎてしまった

我慢しながら育児をして 1人の人間として見てもらえない日々を重ねた結果

自暴自棄になり消えてしまいたくなった

何度もなった この世から消えたとしても何事もなく変わらずにこの世は回るんだと悲観的になった

こうなったのはそもそも少しの欲で『結婚』=『幸せ』が待っていると勝手に決めて『結婚』する事を決めた自分がいたから・・・

この苦しみは自分のあの時の決断のツケなんです

自分自身が撒いた種の始末は自分でしなくちゃならない

この問題に対する答えは自分自身で出さなくちゃならない

誰も何とかはしてくれない

 

『結婚』=『地獄のはじまり』

だった事は後々になってわかった

気付いたら15年くらい経っていた

結婚さえすれば幸せになるとは限らない

一方通行の『愛』なんて何も幸せになどならなかった

私の『結婚』は失敗だった

未婚者から 夢見る『結婚願望』などを聞くと『結婚』などさほど重要などではなく

その先の生活の方がよほど重要だという事を伝えたいと思う

結婚したその先に待っているのは何かをよく考えればよかった

経験者だから言える事だけど

もう一度やり直せるとしたら 間違いに気付いた時に方向転換すべきだったなという事

 

『幸せ』を探して・・・

自分自身を見つめる時間を持って

いかに『自分自身』について知る機会がなかったな。。。と実感した

そして『自分』の事ながら『自分』の事をまるで知っていない

こんな自分もいるのだなぁと一つ一つ確認して どうすれば幸せになるか真剣に考える事にした

自分の事をよく知りもしないで相手の事などわかるわけなどないんじゃないかと思う

誰かに幸せにしてもらおうと考えるのも違う気がするし

幸せは自分で掴まないとね

もう以前の私ではないのだから

もう昔のように泣き寝入りはしない

もう何を言われても自分を貫き通す

そうして生きていく先には明るい未来があるに違いないと思う

 

安易にした決断が無駄な時間と苦しみの道へと歩む事となった

人は日々選択→決断の連続で人生を進んでいる

これからは間違った選択をしない

もし間違ったらその決断を辞めて違う道を選択しよう

いつでも冷静にノリなんかで重要な事は決めてはならない